小倉祇園太鼓に関わるすべての人の願いだった「国の重要無形民俗文化財」への指定。この度、その夢が遂に叶うことになりました。
昭和34年に県の無形民俗文化財に指定されて以来、60年近くも足踏み状態が続いていましたが、平成26年に事態が動きだし、平成28年には「国の選択無形民俗文化財」へ。
それから専門分野の異なる学識者で構成された調査委員会が立ち上げられ、3年間にわたり調査いただきました。そうしてまとめられた報告書を基に文化庁で審議され、今日に至りました。
日本全国に数多く存在する太鼓芸能ですが、「小倉祇園太鼓」が太鼓芸として初めての重要無形民俗文化財への指定とのこと。大変誇らしいことだと思います。
これから大切なことは、この「太鼓芸」を正しく、後世まで伝えていくこと。課せられた使命は大変重たいことですが、しっかりと皆で力を合わせてまいりたいと思います。